投稿者「millecom」のアーカイブ

夏がくれば思い出す・・・

 長男が産まれた夏、私はまだサラリーマンでした。担当のお客様からの電話は、はじめは単なるクレームの話だろうとたかをくくっていたのですが、1日に何度も、連日かかってくる電話で、これは大ごとだと気づきました。結果は、新聞紙上を賑わす程の食中毒でした。その年の夏休みは、連日お客様と一緒に事後処理に追われたのでした。

 その後、起業してからも1度、新聞紙上を賑わす食中毒を経験しました。
食中毒を防ぐのは、お客様の行動です。そして食中毒は、複数の要因が重なって引き起こされます。これはコンサルタントの責任回避の言い訳ではありません。結局は全て自己責任であり、お客様に行動を起こしてもらうために、どのように関わっていくかを考え続けていくことがコンサルタントの使命なのだと考えさせられた2つの経験です。

 余談ですが・・・これはマスコミを通して日本中を賑わした食品偽装事件・・・これもサラリーマン時代のお客様でしたが、この時はその事件が起きる数年前に勇気を出してコンサルタントの契約を解除していました。どうやっても行動を変えてもらえないお客様には、コンサルタントとしての自分の限界を素早く察して身を引くことも大事なのことなのだ、と学んだ経験でした。

お盆期間における営業のご案内

弊社では、お盆期間(8月11日~8月18日)の営業は、暦通りの営業となります。

8月12日は祝日となりお休みとなりますが、上記以外は通常通り休まず営業しておりますので、検査・分析・ご相談はお気軽にお電話またはお問い合わせフォームよりご相談ください。

初心に帰る 2019.7.21

 今から遡ること30数年前、当時大学4年だった私が入った研究室が「微生物学講座」。当時獲る漁業から育てる漁業への転換期で、養殖海面に発生する魚の病気に対する研究が盛んに行われている時代でした。私が入った研究室の教授は1年の半分を海外で教鞭をとられる魚病学では有名な教授で、学内では学生の名前を覚えないことでも有名な教授でした(笑)

 

 研究室での日々が始まった大学4年の初日、その教授から頂いた言葉が

「微生物は目に見えないと言われますが、この研究室で研究をする以上は、微生物の見える研究者になってください」

というものでした。

 

 一見矛盾するような内容ですが、対象こそ違え、微生物を相手にして30数年経った今でも心に残っている言葉です。

 

 その後の経験の中での実感ですが、微生物たち、特に細菌達はここに居るよ、というメッセージをちゃんと私たちに出しています。それをキャッチするアンテナを今後も失わないようにしていこうと、改めて決意をした次第であります<(_ _)>

 

 ちなみに、出来が悪く、その教授に勉強以外で沢山お世話になった私は、卒業後もしっかり名前を覚えいただけた学生でした。(Prof.Kに感謝の意を込めて)

開設の挨拶

 平成12年、37歳になる年に脱サラをして1人で起業、平成14年に法人化し、お陰様で現在社員7人となりました。これもひとえにここまで支えてくださった取引先の皆様あってこそと感謝しております。起業当初は少人数ゆえ、ホームページを開設することでお問い合わせが増えてもお応えすることができなかったらご迷惑をお掛けすると思い、今の今までホームページを持たずにやって参りましたが、現在社員も増え、お取引いただいている企業様の数も増え、会社の信用・信頼を考えた末にやっとホームページを開設する運びとなりました。

 

 サイト内の理念にあるように、嫌われ者の細菌達を、我々が生き物として在るためには必要なものであると認識して付き合っていける術を、皆様と共に考えていけるホームページにできれば幸いです。

 

 私は学者ではありません。ただ少しだけ、食品の勉強をし、細菌の勉強をし、食品衛生の勉強をし、その知識を元にして現場の中で様々な現象と結果を体験してきているにすぎません。まだまだ知らないことだらけだと思っておりますが、実体験の中から得た知識と経験を、皆様にお知らせできるホームページに育てていければと思います。

 

 間違った情報を流すつもりはありませんが、学者の皆様からは失笑される情報を流すこともあるかもしれません。その際は真摯に受け止めますので、ご指導のほどよろしく願いいたします。