社長ブログ2022年02月22日

コロナ協奏曲

 オミクロン株の感染の拡大がやや落ち着きを見せてきているこの頃ですが、感染した話はかなり身近なものになってきており、とうとう弊社にも陽性者がでました。この状況ですから、陽性になることは仕方がないと捉え、大事なのはそのあとどう行動するか、で会社の明暗は分かれるかと思います。お陰様で、残りの社員と私は自社でのPCR検査で全員陰性でしたので、大事には至らずに済みましたが、更に一人でも陽性者が出ていたら・・・と思うと、本当に「ホッ」としました。

 会社を守るため、濃厚接触の判断、出社の可否、いつまで自宅療養するか?などなど、考えることと、行動することは瞬時に判断しなければいけない状況の中で、陽性の社員が保健所にどうしたら良いかのお伺いを立てたところ、「万全の感染対策を講じて検査センターまで公共の乗り物で来てください」とのことでした。自主的なPCR検査で、明らかに陽性であると伝えているのに、再度検査するためにこちらへ来てください・・・全てにおいて完全な対策は無理かもしれないけど、後日談では検査キットを郵送で送ることも可能だったとのことでした。初めからそうしてくれるのが感染対策ではないのでしょうかね”(-“”-)”

 さてその社員は、10日間の自宅療養を経て、さて来週から出勤、という運びとなったのですが、念には念とのことで感染から10日目で再度自主的に会社でPCR検査を行いました。結果は「陽性」・・・ただし感染させるほどのウイルス量ではない、との診断でした。??陽性なのに感染させる可能性は低い・・・理屈は分かるけど、現実的にはどう行動すればよいのでしょう?ただ、今の行政の指針では、現実的にはそれでも10日間の自宅療養が済めば再度検査することなく社会復帰できるのですよね・・・( ゚Д゚)

 今回、身近に感染者が出た状況の中で、行政や学者がいうところの理想と、感染者の行動の現実のギャップが際立って見えた気がします。全てにおいて完璧な対応は無理でしょう。でも、マニュアル通りで、その感染者の実情に応じた臨機応変さのかけらもない行政の対応を見ていると、もうそろそろできない対策、とりあえずやってました感の強い対策は見直すべきでは、と思うのです。それでどれほど経済にダメージを与えているか・・・

 「新型コロナ」の命名の元、もうすでに3年目に突入!社会に置き換えれば新入社員は、3年も経つともう新人ではいられない立場になります。新型コロナは、いつまで新参者のコロナウイルスなのでしょうかね”(-“”-)”covid19というちゃんとした名前があるのに、いつまでも新人として扱うのはやめてほしいものです。

 アフターコロナ・・・いつからアフターコロナ?今はコロナか?いやいやいつまでもコロナ禍・・・今回得た教訓は、今でも、更にこれからも、自分の身を守るのは自分でしかない、ということでした。

 

この記事を書いた人:小林樹夫

所属:代表取締役 担当:皆の社長(笑)

小樽の漁師町の生まれ
人生の前半を小樽、函館で過ごし、酸いも甘いも色々経験(笑)後半の人生は、死ぬまで札幌で修行の予定。
さていよいよ50代最後の1年、来年は折り返しの年です。頑固でありながらも、いつまでも柔軟な感性を失わない、しなやかな社長=親父=おやじを目指してます❗