エムズ君と仲間たちの日常2021年05月16日

眠りについた街

 小樽の片田舎で生まれ育った私にとって、初めて札幌に住み着いて生活を始めた頃は、夜の闇を感じない街で、いつも光が溢れている、とう印象でした。子供の頃は、夜8時には眠るというのが当たり前の生活習慣で、晩御飯も6時くらいには食べ終わる生活ですから「晩御飯」ではなく「夕食」というのがぴったりの生活でした。その後、バブル経済が訪れ、「24時間働けますか?」というテレビコマーシャルに扇動されるように街が眠らなくなり、24時間営業のお店が増え、お正月さえも休まなくなったこの現代に、昨年突如現れた「新型コロナウイルス」。この目に見えない小さなウイルスにより、経済は時短営業、営業自粛を強いられる羽目になっています。札幌ススキノの象徴の「ニッカおじさん」も眠りにつく日が来るなんて”(-“”-)”

 でも、これが人の生活の本来の姿なのかもしれないな・・・と、ふと思う時があります。とはいえ、あまりにも時代を逆行させないといけない生活に、当の私もストレスを感じます。ウイズコロナ、新生活スタイル・・・一日も早くワクチン接種が終わり、通常の生活に戻れる日を祈っています。でも、その時に、コロナ前の生活スタイルに完全に戻るのか?どうするのか?今日からまた緊急事態宣言が出されたこの期間を、今一度立ち止まり、「人間らしい生活」を振り返るために、神から与えられた大事な時間と捉える余裕も必要なのでは、と思うのでした。(ちなみに私は無信教ですので、「神」と書いたのは特定の神様ではなく、目に見えない大きな力という意味です)

この記事を書いた人:小林樹夫

所属:代表取締役 担当:皆の社長(笑)

小樽の漁師町の生まれ
人生の前半を小樽、函館で過ごし、酸いも甘いも色々経験(笑)後半の人生は、死ぬまで札幌で修行の予定。
さていよいよ50代最後の1年、来年は折り返しの年です。頑固でありながらも、いつまでも柔軟な感性を失わない、しなやかな社長=親父=おやじを目指してます❗