社長ブログ2019年08月05日

夏がくれば思い出す・・・

 長男が産まれた夏、私はまだサラリーマンでした。担当のお客様からの電話は、はじめは単なるクレームの話だろうとたかをくくっていたのですが、1日に何度も、連日かかってくる電話で、これは大ごとだと気づきました。結果は、新聞紙上を賑わす程の食中毒でした。その年の夏休みは、連日お客様と一緒に事後処理に追われたのでした。

 その後、起業してからも1度、新聞紙上を賑わす食中毒を経験しました。
食中毒を防ぐのは、お客様の行動です。そして食中毒は、複数の要因が重なって引き起こされます。これはコンサルタントの責任回避の言い訳ではありません。結局は全て自己責任であり、お客様に行動を起こしてもらうために、どのように関わっていくかを考え続けていくことがコンサルタントの使命なのだと考えさせられた2つの経験です。

 余談ですが・・・これはマスコミを通して日本中を賑わした食品偽装事件・・・これもサラリーマン時代のお客様でしたが、この時はその事件が起きる数年前に勇気を出してコンサルタントの契約を解除していました。どうやっても行動を変えてもらえないお客様には、コンサルタントとしての自分の限界を素早く察して身を引くことも大事なのことなのだ、と学んだ経験でした。